DappradarのRADARトークンとは
Dappradarは$RADARという通貨を発行しています。
DappRadarの詳細や、通貨の将来性を知りたい方は下記レポートをご覧ください。
$RADARのシングルステーキングは2023年2月時点で、APR85%と極めて高い利率になっています。
DappRadarの$RADAR ステーキング(staking)とは
流動性提供マイニング
現在DappRadarでは、2種類の流動性提供マイニングと、1種類のステーキング方法があります。
- ETHとRADARを預けて流動性を提供する方法
- BNBとRADARを預けて流動性を提供する方法
- RADARだけを預けてステーキングする方法
以上の3つです。シングルステーキングについては次章で解説します。
まず、1.2の流動性を提供する方法について解説をします。
流動性を提供する場合は、同量の額を保有していないと預けることができません。
ETHを例に説明します。
500ドル分のRADARを保有している場合は、同じく500ドル分のETHを保有していないと流動性を提供することができません。つまり1:1で預ける必要があるということです。
利点としては、RADARとETHを同時に増やせることができる点ですが、インパーマネントロスというリスクもあります。
インパーマネントロスとは、二つのトークンの価格比が変わり、自動マーケットメイカー(AMM)によってリバランスされた結果、発生する損失のことをいいます。
例えば、1:1で預けていたETHとRADARのどちらかの通貨が値上がり(値下がり)した場合、比率は1:1ではなくなります。そこで、AMMは再度1:1にするためにバランス調整をします。
そのときに発生する損失がインパーマネントロスです。AMMは、流動性のあるマイニングに預けるときに必ず適用されるので、避けることはできません。
計算式を用いてもう少し詳しく解説します。
・1枚100円のRADARを100枚と、1枚100円のETH100枚を流動性マイニングに預けます。合計2万円です。
・RADARが暴騰し、5倍(1RADAR500円)になったとします。
・トークンの比率がRADAR:ETH=1万円:1万円ではなく、RADAR:ETH=5万円:1万円になります。合計6万円です。
・AMMにより、流動性マイニング内のRADARとETHの価値が1:1になるようにリバランスされます。これは、暴騰したRADARが自動的に売られ、安いままのETHが買われることを意味します。
・つまり、中身は60枚のRADAR(1枚500円)と、300枚のETH(1枚100円)となります。合計6万円です。
一見「4万円得をしているから損はしていない」と思うかもしれませんが、価値が上がるたびに枚数が減るということは、結果として損をしているということなのです。
例文の場合、流動性マイニングに預けないで、そのままウォレットで保有している方が得をします。
100枚のRADARをそのまま保有していれば、100枚×500で=5万円です。マイニングの場合は40枚損をしています。
この枚数の差によって損をすることがインパーマネントロスの正体です。
例文ではわかりやすいように5倍といった稀なケースで解説しましたが、実際には徐々に上げていき、何度もリバランスされるのが普通です。
下落時も同じ考え方で、一方の通貨価値が下がったら、もう一方の通貨とリバランスされます。
下落時は、ウォレットで保有していた方が総合的に損失を抑えられたというケースになり得ます。なぜなら、価格の下落損失+インパーマネントロスの損失を被るからです。
どれくらい損をするかを速算表で確認してください。
- 1.25倍の価格変動 = 0.6%の損失
- 1.50倍の価格変動 = 2.0%の損失
- 1.75倍の価格変動 = 3.8%の損失
- 2倍の価格変動 = 5.7%の損失
- 3倍の価格変動 = 13.4%の損失
- 4倍の価格変動 = 20.0%の損失
- 5倍の価格変動 = 25.5%の損失
変動損失の説明 | Binance Academyより引用。
インパーマネントロスは通貨価値が元の値とほぼ変わらない場合は損はしません。
しかし、こういったリスクもあるということを確認しておきましょう。
業界初のクロスチェーンステーキングであるシングルステーキング
次に、3のシングルステーキングについて解説します。
DappRadarは、業界初のクロスチェーンステーキングという技術を搭載しています。
それは、預けたトークンを異なるチェーンからでも請求(Claim)できる技術です。この技術は、シングルステーキングで適用されています。
例えば、ETHに預けて、BNBチェーンで報酬を請求(ハーベスト)することが可能となります。その逆もまた然りです。
公式サイトのステーキング画面を用いて解説します。→https://dappradar.com/token/staking
このなかの、RADAR Staking V2に注目します。これはRADARトークンのみでステーキングができるシングルステーキングです。
左上に赤文字でEthereumと表示されています。ここをクリックすると、BNBチェーンとの変更が可能となります。
チェーンを変更するときには、ポップアップが表示され、承認する必要があります。この作業は無料です。
ETHチェーンでRADRAをステーキングしてから、BNBチェーンに変更しても、全く同じ額のRADRAが表示されます。これは、BNBチェーンで預けても同じです。
ステーキングする場合は、どちらのチェーンからでもできます。しかし、RADARを保有しているチェーンで預けてください。(詳しくは後述します)
報酬を収穫(以下ハーベスト)する場合も、どちらのチェーンからでも請求することが可能となります。これが業界初のクロスチェーンステーキングであるシングルステーキングです。
利点は、そのときにガス代(手数料)の安い方のチェーンでステーキングできる点です。ETHチェーンとBNBチェーンでステーキングをクリックして請求されるガス代を比較します。
比較して、安い方のチェーンでステーキングすると数千~1万程度得する場合もあります。(ガス代はそのときの状況によって上下します。)
ハーベストするときも全く同じことが言えます。そのときにガス代の安い方のチェーンでハーベストすれば、数千~1万程度得する場合もあります。
$RADARトークンのステーキング方法
RADARトークンのステーキングの方法について、解説していきます。
まず公式サイトを開き、RADARをクリックします。
公式サイトはこちらから→https://dappradar.com/
下にスクロールし、Stakingをクリックします。
クリックすると以下の画面が表示されます。
APRは年利を意味します。
手順は5つあります。
手順1:自分のウォレットを繋げます。署名トランザクションを承認します。この作業は無料です。
手順2:メタマスクなどのWEB3ウォレットがDappRadarサイトでRADARトークンを使用できるように「有効」を押します。
手順3:トークンを使用することを承認するために取引手数料を支払う必要があり、各チェーンで一回の手数料がかかります。
承認されるとステークボタンが表示されます。これをクリックします。
手順4:自分がどれくらい預けたいか枚数を決め、確認を押します。
手順5:ここでポップアップが表示され、ガス代(手数料)を支払う必要があります。確認後、ステーキングが始まります。
以上が手順となります。
ステーキングするときは、RADARを購入したチェーンで行うようににしてください。例えば、ETHチェーンでRADARを購入した場合は、ETHチェーンでステーキングをします。
ハーベストする場合は、前述したようにETH、BNBどちらのチェーンでも請求することができます。
また、ハーベストするときにもガス代が必要となります。
ステーキングが完了するまでに5分~10分程度待つ必要があります。その間、画面を閉じる・電源を切る等の行為をしないでください。
繰り返しにはなりますが、ステーキングにはガス代(手数料)がかかり、ETHで支払う必要があります。
ウォレットに最低でも4,000円~8,000円ほどのETHを保有しておくと安心です。
ステーキングが完了したら、ページを更新し、ステーキングが完了されたかを確認してください。
※現在(2022年11月21日)RADAR Staking V2の新規のステーキングは出来ない状態となっています。システムが更新されるまでに1~2週間程度かかるとされています。
・RADARトークンとETHで流動性を提供したい場合は、「Stake on SushiSwap」を選択します。
得られる報酬はRADARとETHになります。こちらの方法は複数のチェーンから請求することはできません。
・RADARトークンとBNBで流動性を提供したい場合は、「Stake on ApeSwap」を選択します。
得られる報酬はRADARとBNBになります。同様に、こちらの方法は複数のチェーンから請求することはできません。
流動性の提供とステーキングのリスクは、インパーマネントロス(流動性提供の場合のみ)と、単純にその通貨の下落です。
しかし、リスクを加味しても、DappRadarのように将来的に有望な会社が発行しているトークンをステーキングで枚数を増やしていく事が戦略の一つなるのではないでしょうか。
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